有馬温泉のお正月~入初式・湯もみ
練行列や有馬の芸妓が扮する湯女衆の湯もみです。
この湯もみとは、行基・仁西両師の御像に初湯で沐浴をしていただくため、太鼓の調子に合わせ、湯女が初湯をもんで適温まで冷ますこと。
湯もみの様子は動画でどうぞ
もまれた初湯で潅仏を行い、入初式の歌を湯女衆が歌い、祓い行事が行われます。
祓い行事とは、茣蓙にまかれた新米を湯女衆が若松の枝で掃き寄せる行事で、集められたお米は縁起物として配られます。
入初式の閉式後、再び練行列は温泉寺へ向かいます。
途中、観光総合案内所前で湯女は「戻せ、返せ」となごりを惜しみ、輿は行きつ戻りつします。
これは慈悲深い上人を慕い、上人のお帰りを惜しむ様をあらわしたものと伝えられています。
入初式が滞りなく行われ、有馬温泉は新春をめでたく迎えます。
今年もよい年となりますように。
byメープルおじさん